チークのセレクトグレードは、節・シラタ無しが基準ですが、ごく稀にわずかなシラタ・1～2ｍｍ程度の小節が混入する場合があります。
ヘリンボーンとはフローリングが貼り上がった時に出来る柄を指します。「ニシン（herring）」の「骨（bone）」の形に似ている事から、この様に呼ばれています。
別名「矢羽貼り」や「杉綾」とも言います。クラシックな雰囲気を醸し出すデザイン性から店舗やホテル、高級住宅等で採用される事が多い貼り方です。日本では明治・大正時代に建てられた洋館にも多く採用されています。昨今では、そのデザイン性の高さから、一般住宅でも用いられることが多くなってきています。
また、材の特徴としましてはチークは「木材の王様」と呼ばれ、世界中で最高級の無垢フローリングとして高い評価を受けています。非常に寸法安定性が良く、腐食やシロアリなどの虫害にもめっぽう強いです。また、経年変化で材の濃淡は徐々に少なくなっていきます。そうしたハイスペックな材質を備えたチークは、古来から最高級の木材として、高級家具や過酷な使用条件となる豪華客船の甲板や内装材などに使われてきました。