タモ
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タモは、モクセイ科トネリコ属の広葉樹です。一般的に材質は強靭で、幅広い用途で活躍しています。英名は「アッシュ」で、北米のホワイトアッシュ、欧州のヨーロピアンアッシュと同様の良材です。
タモの特徴は、清潔感のある白い色合いとはっきりとした木目、加えて野球のバットをはじめ、ボートのオール、ホッケーのスティックなどにも使用される様に、強さとしなやかさを併せ持つ事です。また、内装材として利用される場合には主にドア枠、階段、カウンター、フローリングなどに使用されます。さらにはその強度を生かして家具材などにも多く用いられています。
なお、タモは塗装性が良く、オイル、ウレタン、漆など様々な塗装でも多彩な表情を楽しむ事ができます。オープンポアやクローズドポアといった塗装も効果的に仕上げる事が出来ます。
以下にて、タモ材の主な特徴を列記していきます。
●木目タモは環孔材である為、年輪が明瞭で、製材するとはっきりした木目が現れます。時として、ケヤキにも匹敵する多彩で個性的な杢(木目の模様)が出る事があります。タモの代表的な杢として、たけのこ杢、玉杢、縮み杢、バイオリン杢、虎杢などがあります。その中でも、たけのこ杢はたけのこの形をした木目で、板目面に見られます。
●衝撃吸収力タモは、野球のバットに使用されるほど強靭で衝撃に強く、弾力性がある木材です。衝撃吸収力が高い樹種ほど足や腰に負担を掛けない事は周知のとおりですが、ヤチダモの衝撃曲げ吸収エネルギーは、他の一般的な広葉樹の種類と比べると同等、もしくは低いことが分かります。この事から、タモは衝撃に強くしなやかな木材といえます。
●名前の由来ヤチダモのヤチは「谷地」または「野地」と書き湿地を指します。実際、タモは湿地周辺や谷間に多く生育しています。タモの語源には諸説ある様です。一つ目は撓む木(たわむ木)。粘りが強く曲げても折れない事からたわむ木と呼ばれそれが転じてタモになったという説です。二つ目は、タモは巨木が多く樹霊信仰の対象となり、霊(タマ)の読みが転じてタモとなったという説など。私たち日本人にとってタモは、古くより馴染みの深い、内装材として生活空間の中に存在する木でした。白い色とはっきりした木目のタモ。「和」の空間を引き立てるばかりでなく、「洋」の空間にも調和する素材であるといえます。
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